母の介護度を調べるため、介護認定の調査員さんに実家(ゴミ屋敷)に来てもらったあとの話。
そもそも介護度ってなんだ
介護度は7段階あるらしい。
- 要支援1…支援によって生活機能の維持・改善が可能な状態
- 要支援2…支援によって生活機能の維持・改善が見込まれる状態
- 要介護1…時々軽度の介護が必要な状態
- 要介護2…軽度の介護が必要な状態
- 要介護3…中度の介護が必要な状態
- 要介護4…重度の介護が必要な状態
- 要介護5…最重度の介護が必要な状態
この介護度によって、受けられる介護サービスの内容や金額が変わるらしい。そして介護度ごとに支給限度額が決められていて、この支給限度額内であれば自己負担額はだいたい1割ぐらいで介護サービスが利用できるらしい。
調べたところ、たとえば支給限度額は「要介護2」で月額約20万円。つまり「要介護2」なら20万相当のサービスを2万円で受けられる…ってこと…!?(介護保険しゅごい)
訪問入浴は1回約15000円なので、介護保険を適用すると1500円で入れる計算。ふむふむ。
ちなみに当時の母の介護度は「要支援2」と出ました。主治医の先生には「うそでしょ!?最低要介護1、いや2あってもおかしくないよ」って言われたけどね。でももういい。なんでもいい。とにかくお風呂に入れればそれでいい。
訪問入浴とは
訪問入浴とは、看護師1名を含めた3名(または2名)のスタッフが自宅に訪問し、専用の浴槽を使って入浴をサポートしてくれる介護サービスです。 要介護者本人が自力での入浴が困難であったり、家族のサポートだけでは入浴が難しい場合、こうしたサービスを受けることで家族の負担が軽減されます。
ああ、あこがれる…。来て…。うちに来て…。
そして担当者の方がやって来た
介護度が出たので、さっそく訪問入浴を申し込み。ケアマネさんといっしょにパナソニックのエイジフリーの訪問入浴介護の方がうち来ることになり、まずは打ち合わせをすることに。
- 現在の状態の確認
- 入浴の流れ
- 浴槽を置くスペースと排水位置の確認
- 費用、支払い方法についての説明
…などなどの話をして「ではまたご希望の日をご連絡ください」と打ち合わせが終了。ちなみに母は隣の部屋で寝ておった。
母に報告
お母さん!やったよ!これであったかいお風呂に入れるよ!
今までお風呂に入れてあげられなくてごめんね!
いつにする?いつ来てもらう??
…と、私が申しましたところ
勝手なことするな!
風呂になんか入らんでも死なん!
と、ものすごい勢いで怒鳴られる。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
根っからの風呂嫌いの母。入浴できないこの状況を「むしろいい言い訳ができた」とさえ思っていた模様。
あまりの悪臭に耐えかね、訪問入浴サービスに申し込んだ私を「勝手なことするな!風呂になんか入らんでも死なん!」と怒鳴った母はもう3年近く入浴していない。
確かに死なない。https://t.co/3jhGTsOi3e
— たそたそ@安城市 (@tasotaso_anjo) May 16, 2019
…もういい。もういいわかった。 次に入浴するのは湯灌のときでいいよ。
湯灌…仏葬で、棺に納める前に遺体を湯でふき清めること。